2011年10月25日火曜日

ピンチはチャンス

 大府市追分町にあるケアホームにて体験利用で毎月2泊されていた0さんが、ご家族の事情でしばらくの間お家でのケアが難しくなってしまったため、7月中旬からその問題が解決されるまでの期間、緊急で連泊を受け入れることとなりました。
(7月からは、ホームの体験利用から定住利用に変更)

 それまで宿泊数が限られていた0さんですので、食事介助や夜勤を経験したスタッフも少なく、急ピッチで支援のできるスタッフを広げていかなければならず、事業所は大慌て。
<『備えよ常に!』の言葉が身に沁みました。>

 そこで、緊急ステイが始まる前にご家族から4~5名のスタッフが直接引き継ぎを受け、さらにご自宅にも訪問して、お家での支援方法も教えていただきました。
<『百聞は一見に如かず』ということで>

 宿泊が始まってからは実習体制を組み、未経験のスタッフを夜勤ができるまでに育て、何とか7月~8月体調を崩されることもなく乗り切ることができました。

 一番力を発揮したのはOさんご自身であることは間違いありませんが、Oさんの地域生活を支えたいという思いでスタッフ一人ひとりの力が結集した成果でもあったと思います。

 その結果、現在ではOさん支援のプロフェッショナルが急増!
≪まさにピンチはチャンスです!≫


愛光園グループホーム・ケアホームセンター サービス管理責任者 清水晶

2011年7月25日月曜日

主夫?のよろこび

 私は大府市追分町にあるケアホーム(おあしす・仲間の家・わいわいハウス)のスタッフです。
 ヘルパーとして居住者のみなさんを直接支援する他、間接業務として食材などの買い出しや、時々調理も担当しています。
 料理の味付けは、健康の為に薄味を心がけていますが、時には若い方から『薄くて不味い』と残されたり…本当難しい。
 でも、冷蔵庫の中を探って残っている野菜を手に取り、『アレとコレ…え~と…あっ、乾物でソレもあった!よっしゃ、こんな感じの物を作ろうかな♪』などと考えつつ、冷蔵庫にある野菜を使い切るのは楽しい時間です。(ん?味は?)
 買出しの時はスーパーの特売ワゴンに真っ先に駆け寄り、次々と二つのカゴいっぱい溢れんばかりに入れ『財布の残金いくらだったかな?』と頭のソロバンをパチパチ弾いて計算ピッタシの時などは、『よっしゃ!』とガッツポーズです。
 男ですが、今や主婦並にコレが僕の生活の一部になっております。

2011年6月1日水曜日

感謝!

 今回は、ある利用者さんとのエピソードを紹介させていただこうと思います。
ケアホームの住人さんで、誰に対してもとても優しく細かい気遣いをされるすてきな住人さんがいます。
 その方とケアホームでお話していると、急に何かを思い出したかのようにペンとメモ紙を取り何かを書き始めました。
 何を書いているのか気になりましたが、真剣な表情で書かれているのでしばらくは話しかけずに、そっとしていました。時々、ペンを止めなにやら考えながら書いています。
 しばらくすると呼ばれ、「はい、コレ」と言って私に差し出しました。
 どうやら、私宛に手紙を書いてくださったようです。「読んでいいですか?」というと少しテレながら「いいよ」と笑顔。 

 内容は、

 「いつも おむかえにきてくれて  ありがとうね  うれしかったですよ  おしごとがんばってください ぼくは6月がたんじょう日です」

大体こんな感じです。

 文の最後に、ご自分の誕生日をアピールされている所はサスガだなと思いながらも。手紙などほとんどいただいたことのない私にとってはあまりに新鮮でとても感激しました。
 新年度に入り、あまりの忙しさに、いい歳して五月病か?なんて錯覚しそうになる日々にこういうことに恵まれると、改めてこの仕事をやってて良かったと思います。
 小さなメモ用紙でしたが私にとっては、とても大きなプレゼントを戴きました。

素敵な休日を過ごしてきました♪

5/14(土)にひかりのさとファーム・レストランくるみにて「東浦まちかどコンサート」という名のコンサートがあるよ、アマチュアとプロの方のクラシックだよ、との情報をキャッチ!すぐに私の頭に浮かんだのが週末もケアホームで過ごしている3人の利用者さん。女性の容子さんは予想通り「行くもん!」とふたつ返事、あとの若い男性2人は「クラシックなんて興味ないかなー」と思いながらも軽くアタックしてみると・・・予想に反して「行きたい!」とにっこり。
 ならば・・・と少々意気込んで3人+私は車に乗り込んで走りました、おなじみのくるみへ!
 着いてびっくり、お客さんは続々!店内満席、その顔ぶれはどうやら演奏グループの方のお友達や子供達。始まってまたびっくり、聴くも新鮮なママさんコーラスやご夫婦のヴァイオリン、後半はプロのデュオの方によるピアノ演奏♪
最後は手作りケーキとくるみの珈琲・紅茶つきですっかり癒されました。その様子は写真の通りです。

 いつもとおなじみの場所で、いつもと違う空間、いつもと違う顔ぶれ。素敵な音色とおいしいティータイムにほくほく笑顔の三人を見ながら、一番ほくほく顔だったのは・・・私かも♪
 街のなかのホームに暮らしているんだから、街のなかに出かけていこう。
 私たちはアンテナを張って、それを利用者さん達とキャッチしていけたらいいな。そう、にんまりと実感できた土曜の午後のことでした♪

2011年5月9日月曜日

縁の下の力持ち!

 凍てつく寒さの冬の日も、日なたぼっこ日よりの春の日も、だらだら汗をかく暑い夏の日も木枯らしの吹く秋の日も。1年中ほぼ毎日、ケアホームおあしす・仲間の家・わいわいハウスをきれいにお掃除してくださる「ハウスキーパーさん」がいます。仲間たちが朝、ホームから通所するころに出勤され、「行ってらっしゃい」と送り出したあとはもう、休む暇なく床掃除、トイレにお風呂の掃除、洗濯・・・昼下がりに大量の洗濯物を取り込んだら今度はひたすらたたんで仕分けの作業。


 その頃にはもう、仲間たちが、帰ってくる時間。あらもうこんな時間・・・と言いながらも笑顔で「おかえりなさーい!」。


 仲間たちも私たちスタッフも、いつも変わらないその笑顔の挨拶にホッとなごませていただいている毎日です。


 スタッフの行き届かない部分、見えていないところにも目を配ってホームを居心地よく整えてくださっている、まさに縁の下の力持ち!




 この写真は私のお気に入りの一枚。小さな背中からおおらかなパワーが伝わってくる気がします♪


 母の日。改めて感謝の気持ちを伝える日。でも1年に1度ではなくいつも「おかげさまです」の心を伝え続けたい、ホームのお母さんです☆

2011年4月12日火曜日

新しい春が来た♪

 3月21日に、大府市共和町に新しく出来たケアホーム、その名も「くらら」のお披露目式がありました。午前中は式典があり、午後からはホームを開放して、4月からこのホームで暮らし始める利用者さんやご家族の方、法人内外の関係者の方々に中を見ていただく時間となっていました・・・が、蓋を開けてびっくり!なんと予定の13時を待たずに、ご近所に住んでみえる若いお母さんやちびっこ達、ベビーカーを押して歩いてきたご夫婦など、「初めまして!」の人々がどんどん上がってこられたのです!

 初めはママの後ろに隠れていたちびっこも、広々とした木の匂いのするリビングに慣れると走り回ったり、机の下にもぐり込んだり、中にはボール持参の子供もいてすっかり遊び場に!「誰のおうち?」「僕の部屋みたい!」「また遊びに来るよー」なんて嬉しい言葉までいただきました!近隣は新しい住宅地、若いお母さん達は「いったい何が出来るのかな?」って興味津々だったそうで、お披露目を知って歩いてきて下さったのでした。

 新しい土地に住む。新しい暮らしのはじまり。不安だらけのなか、挨拶しあえるご近所さんがこんなにたくさん!って分かった、みんなでほくほく顔の発見の時間になりました。


 受付スタッフの私はというと、ひっきりなしに来て下さる方々にコーヒーを出すのでてんてこまい。デジカメ撮影が出来なかった、それだけが残念です。

 4月から始まる「くらら」の皆さんの暮らしに、緩やかに温かな春の風が吹いて心地よいものになりますように・・・♪ 

2011年3月4日金曜日

もうすぐ春♪

先日はポカポカ暖かい気候に恵まれ、知多市にある佐布里池(そうりいけ)の周辺をお散歩してきました♪梅の季節ということで「梅まつり」が開催されており、多くの人で賑わっていました。梅はまだ八分咲でしたが、久しぶりにゆっくり散歩しながら、春の訪れを感じられた休日でした♪

休日の過ごし方って、とても大切だと思います。ヘルパーステーションりんくでは、障がいのある方の外出支援も行っていますので、休日にヘルパーと一緒にお出かけを楽しまれる方もみえます。
2月には、料理ができる公共スペースをお借りして、利用者Aさんとヘルパーさんとお手伝いさんとで、バレンタインクッキー作りを行いました!Aさんの「たくさんの方にクッキーを配りたい」という気持ちで、ひたすらクッキーの型を抜き、トッピングして・・・いーっぱいの可愛いクッキーができあがりました。後日、男性スタッフやご家族の方に贈られたそうです。

昼間はポカポカ過ごしやすい時期になってきましたが、ゆったりまったり過ごす休日、イベントなどの非日常的な休日、休日の過ごし方は色々あるけれど、利用者さん一人ひとりの休日の過ごし方を、もっと柔軟に支えていけるような支援者になりたいなぁと思いました。

春は卒業・入学などもあり節目の季節。心も新鮮な気持ちになります。
卒業生の学生さんは卒業旅行シーズンですね、みなさん、素敵な休日を♪

2011年2月1日火曜日

りんくの事務所紹介です

知多半島でも寒い日が続いていますね・・・

今回は、事務所の紹介をしたいと思います。
ごらんの通り、青い壁がトレードマークの建物がりんくの事務所です。
大府駅西口から徒歩で約10分。近所にはコンビ二、クリニックなどあり便利な立地にあります。また、2階はケアホーム(江端ホーム)となっており4名が住んでおられます。

1階では、職員がヘルパーとして実働で働く合間に事務仕事をしたり、会議や相談など表にはみえない仕事をしていて、個々で働くことの多い職員の貴重な?
集いの場となっています。また、りんくでは、登録ヘルパーとして学生さんから主婦の方など幅広い年代の方々が働いてくださっています。看護・介護業界の人材の不足が言われている中ですが、そんな世情を吹き飛ばす勢いで、りんくは毎日元気に・・「地域に根ざした支援」をモットーに一歩ずつ前へ進んでいきたいと思っています!

2011年1月1日土曜日

ホームの元気の素!

「仲間の家・おあしす」の2軒のケアホームの毎日の食事は主婦の方が21組で(曜日によっては4人グループで!)作って下さっています。長い方は何年も夕食作りに携わっておられ、季節の野菜や旬の魚を使って家庭の味を出して下さり、ホームの利用者さんのお腹を満足させて下さっています。
 13食のうちの2食をホームで食べるだけに、「食事」ってホームの中では大きな存在であり、日々の健康を保つためにも大事なポイント。もっというと、必要な栄養を摂り元気を養うだけでなく、食事の時間が楽しく感じられ、毎日の食事が楽しみであるように・・・体も、心も元気でいられるように、とスタッフは願います。夕食を作って下さる「お母さんたち」にいつも感謝しながら。
 そうそう。とある曜日の食事作りさんのなかには『デザートのお姉さん』(と私は密かに呼んでいる!)がいて、「人参のケーキ」や「シフォンケーキのメープルシロップ添え」なんてそれは素敵なオリジナルレシピのデザートをつけて下さるのです!利用者さんだけでなく、密かにこの夜の食事を楽しみにしているスタッフもいたりして・・・(私だけじゃないはず!)。
 泣いても、へこんでも、けんかしても。毎日の食事をおいしく食べて元気に明日を迎えられたら幸せです。食べることは、生きること。
 2011年もホームでみんなが 笑ってごはんを食べていけますように☆