ケアホームの住人さんで、誰に対してもとても優しく細かい気遣いをされるすてきな住人さんがいます。
その方とケアホームでお話していると、急に何かを思い出したかのようにペンとメモ紙を取り何かを書き始めました。
何を書いているのか気になりましたが、真剣な表情で書かれているのでしばらくは話しかけずに、そっとしていました。時々、ペンを止めなにやら考えながら書いています。
しばらくすると呼ばれ、「はい、コレ」と言って私に差し出しました。
どうやら、私宛に手紙を書いてくださったようです。「読んでいいですか?」というと少しテレながら「いいよ」と笑顔。
内容は、
「いつも おむかえにきてくれて ありがとうね うれしかったですよ おしごとがんばってください ぼくは6月がたんじょう日です」
大体こんな感じです。
文の最後に、ご自分の誕生日をアピールされている所はサスガだなと思いながらも。手紙などほとんどいただいたことのない私にとってはあまりに新鮮でとても感激しました。
新年度に入り、あまりの忙しさに、いい歳して五月病か?なんて錯覚しそうになる日々にこういうことに恵まれると、改めてこの仕事をやってて良かったと思います。
小さなメモ用紙でしたが私にとっては、とても大きなプレゼントを戴きました。