2012年1月30日月曜日

お向かいさんに こんばんは

ケアホームくららの生活がはじまって、約7ヶ月がたとうとしています。
 7人の仲間たちも 自分ペースの生活をすごされるようになってきました。

 毎日、2台の車に乗り合わせて、愛光園・まどか・ファーム・のぞみのいえに通ってます。帰ってきてからは、自分の部屋でパソコンを打ったり、テレビを見て過ごす人や、リビングの窓際で、ゆったりと、大好きなビニールボールで遊ぶ人、夕食のとりわけの手伝いをする人、一番風呂に入る人と様々です。
 たまに、部屋で こっそり、おやつタイムを楽しんで見える方も・・・

 くららでは、皆さんの誕生日をささやかに お祝いしています。
 好きなメニューを作っていただき(食事作りのかたの料理は 毎日 すごく おいしいのです。)好きなケーキも用意してもらい、みんなで「おめでとう」と。

  しかし、Iさんの誕生日の日。ケーキのろうそくに火を点そうとしたときに
「火はあるの?」と。くららは オール電化で、マッチもなければ、ガスコンロの火もない。
 そこで、「そうだ、お向かいの○○ちゃん家に マッチを借りに行こう。」と向かいの家のインターホンを鳴らし「夜分にすみませんが、火をかしてください。」と、今の時代に「火をかしてください」とは、相手は??ですよね、しかし、事情を説明すると、チャッカマンを貸してくださいました。

 めでたく、ろうそくに火がともりハッピーバースデイの歌で ろうそくの火をけしてもらいました。
 翌日、子供が大好きなYさんが代表で、お向かいさんに みかんを持って お礼にいかれました。ちょっとした お付き合いが始まりました。少しづつ 近所の方に 自分たちの事を 知ってもらえたらと思いながら 丘の上の 大きな家で生活しています。         

中島ひろみ

2012年1月12日木曜日

ホームで迎えたお正月

ぴょんぴょん跳ねる卯年が終わり、ぐんぐんと天に向かって伸びゆくような辰年がやって来ました!2012年のはじまりです。
 新春一発目のブログは追分町にあるケアホーム「仲間の家」と共和町にあるケアホーム「くらら」でのお正月の出来事をお伝えします。

 「仲間の家」では今年初めて、新年をホームで迎えた利用者さんがみえます。大晦日は定番の紅白をスタッフと一緒に見て、除夜の鐘を聞きながら(聞く前にすでに夢の中だったようですが!)新年を迎えられました。
 元旦は「くらら」にお邪魔して、同じく年越しをホームでされた利用者さんと一緒に手作りのお節料理をいただいてくる・・・というお正月になりました。



 夕方「仲間の家」に戻ってほっとひといきついて、その夜の夜勤のスタッフを待っていると・・・
「Yさん!明けましておめでとうございます!」と、元気よく入ってきた夜勤のスタッフがなんと、Yさん宛の年賀状を手渡ししてくれたのです。これにはびっくり!照れながらも、今もずっと大事にされているYさんです。

 一方の「くらら」にも年賀状がたくさん届いたようです。そこには、「くららの皆様へ」ではなく、「○○様へ」とお一人お一人へのものもあり、私はそれを見せていただいたときにとても嬉しくなりました。「やべちゃん、読んで」とお願いされ、一緒に声を出して読んだ1枚。 ホームの中で暮らす このお一人のために届けられた年賀状を読ませていただき、一緒にほっこり笑顔になれた、ありがたい新年のはじまりでした。
 心痛めることの多かった昨年ですが、どうか2012年は心温まる1年になりますように。ホームでもたくさんの笑顔が咲きますように!



 
須田奈央子